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カツオとミヨさん。



62歳になって、ふと考えることがあります。



私はいったい何をやっているのだろう。



YouTubeライブを始めてから、

気がつけば5年以上が過ぎました。



毎日のようにカメラを回し、猫たちのありのままの姿をお届けしてきました。



最初は、保護を依頼してくださった方々に

「助けた猫たちは元気に暮らしていますよ」と

伝えたくて始めたものでした。


けれど今では、そのライブを通じて多くの方々と出会い、

そして別れも経験するようになりました。


実はこれまでに、ライブ配信を見続けてくださった方が

3人、天国へ旅立たれています。



その中のお一人が、

皆さんご存じの「イナちゃん」。



本名は美世さんです。



末期癌と診断されてからも、

3年間もの間、本当に懸命に生き抜かれました。



亡くなる2日前までLINEでやり取りをしていたほどでした。

私は、まさかそれが最後の会話になるとは思ってもいませんでした。



美世さんが亡くなられたことを知ったのは、2026年5月6日のことでした。


深夜、彼女のLINEから一通のメッセージが届きました。

従兄弟の方からでした。



「美世は3月に国際がんセンターで亡くなりました。」



その言葉を見た瞬間、頭の中が真っ白になりました。



さらに後日、ご親族の方から詳しいお話を聞きました。

3月2日の夜に倒れ、そのまま意識は戻らず、

3月5日に眠るように旅立たれたとのことでした。



苦しむことなく、静かな最期だったそうです。



葬儀には福井から高校時代の友人や

美容学校時代の仲間たちが駆けつけ、多くの方々に見送られたそうです。



そして、ご遺族が読まれた日記帳の中に、こんな言葉が残されていました。



「カツオ、逢いに行けずにゴメンね」



その話を聞いた時、私は胸が締め付けられました。



カツオ。



彼は美世さんがずっと見守り続けてくれた保護猫でした。

高齢になっても懸命に生き続けた子です。



しかし、美世さん自身も病と闘っていたため、

最後に会うことはできませんでした。



そして運命というものは、時にあまりにも残酷です。

カツオは、美世さんが旅立たれてからわずか2週間後に亡くなりました。

まるで待っていたかのように。



「もう頑張らなくていいよ」と誰かに呼ばれたかのように。




私たちはカツオを荼毘に付し、その小さな身体を見送りました。

きっとカツオは迷うことなく、美世さんのもとへ向かったのだと思います。



私に届いた美世さんから最後のLINEは今でも消せません。



「猫兄、咳が苦しそうなので少しタバコ控えめにしてね。

 猫ちゃんのためにも、猫兄が寝込んだらアカンよ。」



最後まで自分のことではなく、猫たちのこと。

そして私の身体のことを心配してくれていました。




本当に優しい人でした。



この5月も、私は猫たちを救うために山奥へ向かいます。

助けを求める声があれば、今日も車を走らせます。

時には無力さを感じることもあります。

それでも続けてこられたのは、多くの方々が見守ってくれたからです。



美世さんのように。



今頃きっと。

美世さんは天国でカツオを抱きしめながら、



「あんた、よう頑張ったな」



と笑っているのでしょう。

そしてカツオも、あの穏やかな顔で甘えている気がします。



ミヨさん。

本当にありがとうございました。

あなたが愛してくれた猫たちは、今も元気に生きています。

そして私たちは、これからも命を繋ぎ続けます。



だから時々でいいので、

またカツオと一緒に夢に出てきてください。

みんな待っています。


心からの感謝と共に。



合掌

愛されたカツオ
愛されたカツオ

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