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弊社施設における猫パルボウィルス罹患経緯と状況について

更新日:2022年9月8日

平素はジオラマ食堂の保護猫活動につきまして、ご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。先般、公表いたしましたとおり、弊社施設にて猫パルボウィルスの罹患について、お客様をはじめ関係各位にはご心配とご迷惑をおかけいたしました。以下に、罹患発生から現在に至るまでの経緯と状況についてお知らせいたします。


◆経緯と状況


●2022年7月18日


愛媛県松山市より殺処分寸前の個体33頭を弊社施設にて受入を行うが、弊社施設到着と同時に1頭亡くなった。全頭が蓋をされたダンボールに詰められた状態で搬送されてきたため、搬送方法に関して配慮するよう提供元に申し入れる。


これまでも、弊社店舗に隣接する1階施設の隔離スペースでは糸状菌・疥癬持ちの個体がいたため、常時、防護服および手袋着用で飼養していた。


●2022年7月18日~24日


パルボウイルス罹患の可能性を考慮していなかったため、受け入れた個体に対して、防護服の着用はしていなかった


●2022年7月22日


受け入れた個体のうち1頭(以下、個体甲とする)が食べ悪かったため受診。病院ではぐったりする様子もなくご飯も食べたためこの日は一旦施設へ戻る。


●2022年7月24日


施設へ戻ったあと個体甲は、7月23日は元気にしていたが、翌24日はぐったりしてきたため再受診し、入院となる。入院中に酷い下痢あり。血液検査上、白血球の減少が著明だったため、恐らくパルボウイルス感染症に罹患していると獣医師より連絡を受ける。これを受け、施設にいる他の個体に対して現在できる最善の処置について獣医師より指導を仰ぎ、すぐに指示された注射を施行。それぞれの個体を隔離し、ケージ内、フロアを次亜塩素酸ナトリウムでの消毒施行。飼養時にガウン・手袋・シューズカバーの使用するようスタッフへ指導。パルボウイルス感染症と確定診断を受けた個体とともに病院を受診した個体も同様に隔離。


●2022年7月25日~


1階隔離施設を分厚いビニールシートで3区画に仕切る。陰性・退院後・陽性の3区分とする。それぞれの区域に入る際には、ガウン・履物を交換し感染防止を図る。


排泄物は専用の小袋に入れて次亜塩素酸ナトリウムまたはバイオウイルクリア(二酸化塩素系消毒剤)を噴霧し、密閉のうえ廃棄する運用を行う。


食事は基本的にカットしたペットシーツ上に置いて提供。ペットシーツを食べてしまう個体やペットシーツでは食べにくそうな個体のみ食器を使用し、使用した食器類は次亜塩素酸ナトリウムに浸け消毒を徹底。使用したタオル類は袋に入れ、バイオウイルクリアまたは次亜塩素酸ナトリウムを噴霧して密閉し破棄。


ケージ内はバイオウイルクリアを噴霧し消毒。排泄物の飛散を防ぐため猫砂は極力使用せず、ペットシーツや新聞紙を使用し使用後は廃棄。猫砂がないと排泄が難しい個体や陰性の個体のみ猫砂を使用し排泄につき頻繁に廃棄。猫トイレは次亜塩素酸ナトリウムで消毒および消毒洗浄済みの新しいものに交換。状態に応じて朝晩で獣医師の指示の注射薬、点滴施行。スタッフは1階隔離施設を退出時はバイオウイルクリアで全身を消毒。特に足裏、靴裏を入念に消毒。ビルコン(消毒剤)入手後は、施設入口に設置し退室時に靴裏の消毒を徹底。


●2022年7月24日~8月7日


この間に22頭亡くなる(個体甲が受診した7月22日および7月24日に同時に動物病院を受診した他の個体含む)


●2022年8月8日~


少し体調が不安定な個体や後遺症がある個体はいるものの、概ね回復傾向が見られる。検査結果が陰性でもパルボウイルス特有の症状がみられた個体や、発症がなくとも陽性の個体と接触があった個体は1階隔離施設にて隔離管理中。


●2022年8月25日


現在、隔離中の個体すべて回復傾向が見られ終息へ向かっていると認識している。引き続き、隔離施設へ入室できるスタッフを限定し、入退出時の消毒を徹底。担当スタッフは弊社ジオラマ食堂(1階)および保護猫シェルター(2階)への入室を制限し、さらなる感染を防止。加えて、消毒の徹底、受入ルールの厳格化、飼養頭数の制限など、再発防止策を強化。お客様に安心してご利用いただけるよう対策を講じる。



◆猫飼養管理スタッフより


当該事案が発生する前から、弊社での保護猫の受入に関して厳しいご意見があるのは理解しています。順次改善へ向けて対策を講じようとしていた矢先に当事案が発生し悔やんでも悔やみきれません。


今回とにかく1頭でも命の火が消えてしまわないようにと、その時その時の状況で最善と思われる対応をすることで必死でした。公表が遅れたことで不安に思われたお客様や近隣の猫カフェ様・猫関連施設のみなさまには、ご迷惑をおかけしましたこと、ここにお詫び申し上げます。


これまで保護猫を取り扱う上で初歩的なことが順守できていなかったこと、一度の受け入れ頭数が多すぎること、危険性があることを認識していながら、もっと早い段階で運用を改善できていなかったことは最大の反省点です。そのことで尊い命が失われてしまったことを深く深く反省し、多くの猫および動物たちが幸せになれるよう、真摯に取り組んで参ります。なにとぞ、今後ともご理解とご支援のほどお願い申し上げます。


当店の営業再開の際には、店舗入口にビルコン(消毒剤)を設置し、入退店時に靴裏の消毒および従来どおりバイオウイルクリアにて全身の消毒をさせていただきます。また、当店にいらっしゃったお客様は、当日は他の猫カフェ様や猫関連施設様へのご訪問をお控えいただきたくお願い申し上げます。


以上

2022年8月25日


ジオラマ食堂オーナー

寺岡直樹


ジオラマ食堂猫飼養管理スタッフ

藤川梨絵

1件のコメント


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